俳優の天宮良さんの現在について迫ります。
天宮良さんがトライアスロンにハマったプロセスをご紹介します!
目次
天宮良は現在でも舞台や2時間ドラマの脇役として活躍
天宮良さんと言えばドラマ「昨日、悲別で」の主役としてデビューしたことを、幼な心に覚えています。
もともと天宮良さんはミュージカル俳優を目指していて、高校1年生の時に日本テレビ音楽学院に入学しています。
ドラマ「昨日、悲別で」ではオーディションで主役の座を手に入れました。
心に影があるような深い想いの中で生きている青年を演じていました。
その後、主役でというより名脇役として多くのドラマや映画出演。
1985年にはゴールデン・アロー賞演劇部門新人賞を受賞しました。
現在は舞台や2時間ドラマの脇役として活動されています。
2019年4月は「かもめ」に出演中!
2019年4月に東京・新国立劇場で上演された「かもめ」に、天宮良さんも出演しています。
「かもめ」は全キャストをオーディションで選考し、3396人の中から6週間かけて選考した結果13人が決まりました。
チェーホフの四大戯曲の一つである『かもめ』は、これまで国内でも様々なカンパニーで何度も上演されており、錚々たる俳優たちが演じてきた。
それをオーディションにより選ばれた俳優たちが演じるという、俳優の名前や人気ありきではない挑戦的な舞台になることが期待できる。
実力が試される舞台ですが、天宮良さんのキャリアで手に入れた舞台だと思います。
天宮良の現在はトライアスロンにハマっている!
天宮良さんは15年以上前から、トライアスロンをやっているそうです。
泳いで、こいで、走ると過酷なスポーツとしても有名なトライアスロンですが、天宮良さんは何故トライアスロンにハマったのでしょうか?
トライアスロンにハマったきかっけは?
天宮良さんがトライアスロンと出会ったのは、天宮良さんが35歳の時でした。
大林宣彦監督の『風の歌が聴きたい』(1998年7月公開)という映画で、聴覚障害者の夫婦がトライアスロンに挑戦する物語で、その旦那さん役を天宮良さんが演じることになったからでした。
トライアスロンを始めたきっかけは役作りからだったのです。
「撮影の1カ月前はスケジュールをまるまる空けて、バイクを50キロ乗ったあと2キロ泳いだり、ウエートトレーニングをして、それなりに見える体づくりはしました。
でも、いきなりレースに参加するのは無理。
そこで撮影は、出場者のバイクやラン、ゴールの近くでちょこっと参加させていただいたシーンや、大会後に有志の方々に残っていただき1週間ぐらいかけて行いました。
映画は翌年、宮古島で試写会をしてから全国公開という予定だったので、自分も1年間、一生懸命トレーニングをして大会に参加してみたいな、と思ったのがトライアスロンを始めたきっかけです」
この翌年の第14回大会に出場した天宮良さんは、合計約200キロを無事完走しました。
辛かったのはランの後半だったと語っています。
「フルマラソンなんて走ったことがなかったので、最後の7~8キロが苦しかった」
「終わった後は体がボロボロ、肉体的な疲労は3週間くらい引きづりました」
怠け者の私から見たら、トライアスロンだったり、登山だったり、どうしてこんなに苦しい想いをしてまでやるんだろう…とつい思ってしまいます。
ですが、その達成感は言葉に言い表せないほどなのでしょう。
役作りがきっかけでここまで本格的に夢中になれる趣味を見つけられたことは、いい財産になりましたね。
天宮良の今後に注目!
ドラマや映画や舞台などもそうですが、その作品が面白いとか面白くないとかいった評判は、主役の人の技量ではなく、完全に脇役の技量ではないかと思います。
脇役が主役を引き立たせるスパイスになるものではないでしょうか。
天宮良さんも名脇役として、これまで数多くの作品に出演されていますが、その存在感はただならぬものがあります。
現在57歳になられた天宮良さん。
これからは父親役や、ひょっとすると祖父役も巡ってくる可能性もあります。
ここからが天宮良さんの真骨頂なのかもしれません。