喜劇俳優の芦屋小雁さんの現在について迫ります。
芦屋小雁さんが認知症となった現在を追いました!
芦屋小雁の現在について
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喜劇俳優として昭和の時代から多くの人々を笑顔にしてきた芦屋小雁さん。
お兄さんは「裸の大将」で山下清役を演じていた、俳優の芦谷雁之助さんということでも有名です。
そんな芦谷雁之助さんは現在認知症になり、奥様と二人三脚で生活をしています。
芦屋小雁の現在は認知症を患っている
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認知症を簡単に説明すると、「認知症とは何かの病気によって起こる症状や状態のこと」を言います。
誰もが歳を取るともの覚えが悪くなったり、もの忘れが激しくなったりします。
それは脳の老化からくるものですので、認知症とはちょっと違います。
認知症になると社会生活や身の回りのことが出来なくなってしまうので、誰かのサポートが必要になります。
幸い、芦屋小雁さんには30歳年下の奥様がいらっしゃいます。
奥様は芦屋小雁さんを施設に入れるか迷ったこともあったと言います。
実際、ショートスティに預けたことがありました。
ですが、芦屋小雁さんは勝手に帰ってきてしまったのです。
奥様はこのことで芦屋小雁さんの面倒は、「私のことがわからなくなるまで」自分が診ると決めたようでした。
認知症になった芦屋小雁の日常
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芦屋小雁さんは京都の自宅で30歳年下の奥様・寛子さんと2人で暮らしています。
ですが、芦屋小雁さんは自分が認知症であることを絶対に認めません。
そして言うのです。
「仕事のことばっかしか考えてへん。死んでも、その死ぬ前までは芦屋小雁でいたいっていう」
寛子さんが出かける支度をしていると、小雁さんは不安そうに「お母ちゃんどっか出て行くん?」と言うのです。
基本的な身だしなみも寛子さんのサポートがなくては出来ない小雁さんにとって、寛子さんはお母さんのような存在なのでしょう。
寛子さんは念のため、小雁さんの靴にGPSをつけています。
24時間寛子さんは小雁さんのために生きているのです。
夫婦で向き合う認知症
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ある日のこと、夕方、寛子さんが自宅へ帰ると、小雁さんの姿が見当たらないことがありました。
寛子さんはGPSを頼りに探します。
小雁さんは不安からか空メールを寛子さんに何通も送っていました。
遠くに小雁さんを見つけ、寛子さんは小雁さんに電話をかけて、大きく手を振りました。
無事帰宅した小雁さんに寛子さんはメールを送ったことを伝えます。
小雁さんは「メールなんて見てないな」と言い、改めて携帯のメールを見てみました。
そこには「大好き。17時に帰ります」の文章が。
寛子さんは「恥ずかしい」を連呼し、「また西陣のばか夫婦って言われる」と笑っていました。
こういう些細な気遣いが出来る寛子さんは小雁さんにとって最高のパートナーではないでしょうか。
30歳も年上で、認知症を患い、自分の出来ること全てを捧げる相手に「大好き」なんてなかなか言えません。
普段から思っているからこそ出てくる言葉です。
寛子さんは小雁さんが認知症により変わっていく姿を見て怖くなったそう。
ですが、小雁さんの「わし、死ぬまで仕事するでー」という言葉で、認知症の向き合い方が変わったと言います。
芦屋小雁の認知症発症のきっかけは?
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医学的に認知症を発症してしまうきっかけは、脳の変性や委縮が進行してしまうことからだそうです。
芦屋小雁さんが認知症の初期のような症状が出たのは、どういう状況の時だったのでしょうか?
奥様の寛子さんはこう語っています。
「大阪で舞台をやったときに『ここどこ?』と口にしたのであっと思いました。決定的だったのが楽屋で自分がどこで何をしているのか分からなくなりました。
私が舞台の袖まで連れて行って、最初のセリフを言って送り出すと、あとはちゃんとお芝居をして、アドリブも入れる。周りに人はいつもの冗談と思ったようです。」
最初は些細なことなんですね。
年齢のことも考えますと、ただ単にもの忘れした程度に思えますが、これが認知症の入り口のようです。
その後、病院で「血管性とアルツハイマー病との合併」と診断されたそうです。