1995年に鈴鹿サーキットレーシングスクールに第1期生として入校。
2007年シリーズチャンピオンのタイトルを獲得したレーシングドライバーの伊藤大輔さん。
1975年11月生まれの伊藤大輔さんは現在43歳になりますが、伊藤大輔さんの現在、そして過去の事故などについて調べてみました。
目次
伊藤大輔の現在の活動を見てみよう!
2018年にブランパンGTシリーズ・アジアに永井宏明のパートナーとして2007年のスーパーGT王者である伊藤大輔さんは監督ではなく、レーサーとして参戦します。
「同郷の三重県出身ドライバーで、GT500チャンピオンの経験もある伊藤選手とともに戦うことができて、非常に嬉しく思っています。今から開幕戦が楽しみです」と語るのは永井だ。
とブランパンGTシリーズの2戦に参戦しましたが、2019年のレーサーには選ばれていません。
引退の噂もあるけど本当なの?
現在43歳の伊藤大輔さん。
レーシングドライバーとしては年齢的にもきつくなってきていますが、本人は、
「僕が自分自身の進退について“結論”を出すのは今シーズンの終わりごろだと思う」とドライバーとしての進退について語った伊藤。
と2017年に語っています。
07年にARTA NSXを駆りチャンピオンを獲得した伊藤は、08年にレクサス陣営に移籍。
以降ルマン、そしてトムスと移り、トップドライバーのひとりとして活躍してきた。
しかし2月2日に発表されたレクサスの2017年チーム体制のなかに、伊藤の名はなかった。
伊藤大輔さんは2017年にレーシングドライバーとしてはチームの一員としては入っておらず、監督に就任しています。
伊藤は36号車のチーム監督に就任するとともに、今シーズンもWEC世界耐久選手権に挑む中嶋一貴が第2戦富士を欠場した際には、一貴の代役としてステアリングを握り、ジェームス・ロシターとコンビを組むとしている。
つまり、2017年に伊藤の走りを見ることができるのは、第2戦富士のみということだ。
ドライバーにとって、コースを走れないというのは屈辱だと思います。
「僕が(レギュラーシートがないと)聞いたのは昨年の11月末、最終戦から2週間ほど経ったころでした。
もちろんショックを受けなかったと言えば嘘になるけど、こういう職業だから、いつかこんな日が来ることを心のどこかで覚悟していた」
これについて本人は正直な気持ちを語っています。
2018年に上述したようにレーサーとして参戦しますが、2019年はレーサーとして活躍することはなさそうです。
引退という発表はしていませんので、進退についてはまだ検討しているところでしょうか。
伊藤大輔が事故した時の映像や車が気になる!
群馬県の群馬サイクルスポーツセンターで行なわれていたビデオマガジン『ホットバージョン』の収録中に大変な事故を起こしてしまいます。
本人のブログに奥様が代筆という形で発表します。
先日伊藤大輔がDVD収録中の事故により入院いたしました。
症状は、頭蓋骨骨折、脳挫傷など軽症とは言えない状態ですが、 現在は確実に回復へと向かっております。
復帰の見込みが立ち次第、本人よりお知らせできればと思っております。
ホームページリニューアルのタイミングと重なり、 リニューアル後最初のニュース発信がこのような内容で大変残念ではありますが、 関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけ致しましたこと、深くお詫び申し上げます。
また、ファンの皆様にもご心配をおかけしましたが、 今は伊藤の回復を見守っていただけたら幸いです。
伊藤大輔妻 伊藤ひろみ
と思わぬ大事故にも支えてくれる奥様のサポートもありました。
突然の「意識不明の重体」という一報に危険と隣り合わせのレーシングドライバーの妻としてもとても驚いたことでしょうが、冷静な対応はすごいですね。
【意識不明】事故の内容が想像以上に酷かった…。
車はGT-Rで群馬県の群馬サイクルスポーツセンターでの事故とのこと 当時セッティングの最中でヘルメットは着用していなかったようです。
事故を起こしてしまった群馬サイクルスポーツセンターのコースについてファンは、
基本的に自転車用のサイクリングコースであり、当然、エスケープゾーンはありません。
ただ、そこを走行するのは今回の伊藤選手を含めプロのドライバーであり、出せる速度も限られてはいるので、過去にも飯田選手がコースオフしていますが、やはり笑い話ですんでいますが、このたびは重大な事故となり、関係各位には安全に関する考えを一考していただきたいものです。
とDVDの収録とはいえ、安全対策がされていなかったのではないかと心配とともに注意勧告しています。
気づいたら病院のベッドにいた。そこが何処かも解らないし、手足はベッドの柵に縛られている(頭を動かさないよう起きあがれなくするため)。
事故でケガをして病院にいる事を把握したのは、妻が朝話してくれた時。
と本人の伊藤大輔さんも気がついた始めのころは何がなんだかわからなかったようです。
奥様のおかげで本当に伊藤大輔さんも助かったと思います。
事故から3週間は群馬県の病院で過ごした。
最初の5日間は絶対安静ということで寝たきり。
その頃はいろんな器具が身体に付いていたので上半身裸だったし、その状態でズボンを降ろし看護師さんに尿瓶を持ってもらったのは、今から考えると少し恥ずかしいな……。
でも自分は動けないし、その頃は何とも思わなかったけどね(笑)。
とあとになって振り返ってみれば、少しだけ笑い話になるようなこともあったようです。
リハビリをして現在は復活!
伊藤大輔さんはリハビリの苦痛さとその過程について、自身のブログに書いています。
朝食後は部屋の中で軽い運動。
鎖骨が折れているから主に下半身の運動しかできないけどね。
3週間まともに動いていない身体は驚くほど筋力がおちている。
鏡で自分の姿を見てショックを受けた。「めっちゃ細い……」。
入院当初はほとんど身動きもとれない苦痛さにイライラしてしまったそうです。
その後場所を移して頭のリハビリ&トレーニング。
最初の頃は、普通に会話できるか、字が読めるか、考える力があるか等、傷害がないか細かくチェックした。
頭がい骨骨折もしてしまったので、身体のリハビリと同時に脳に関するリハビリも並行して行ったそうです。
そしていよいよ退院という日には、
8月15日、退院。
家に帰れるのはすごく嬉しいけど、皆が言ってくれる「退院おめでとう!」といっためでたい感じは僕に無い。
普通に日常生活が送れるようになったのは確かに喜ばしい。
しかし、僕にとってはレースに復帰して良い結果を出すまでは本当の喜びとは言えない。
入院していた5週間は夢だったような気がするし、できればその5週間世の中が進んでいてほしくないと思った。
子供の無邪気な笑顔を見て、本当に生きてて良かったと思った。
と支えになってくれた奥さま、励みになった息子さんに対しての感謝の気持ちを表しています。
レーシングドライバーでもあり、夫、パパとしての顔が出ています。
伊藤大輔の愛車についても見てみよう!
プロレーシングドライバーの伊藤大輔さんが2010年に乗っていた愛車は「レクサスLS600h」です。
インタビューでその理由を問われると、
高級車に乗りたかったから(笑)。いやほんとに、冗談じゃなくて!
実はコレを買う時、ちょうどモデルチェンジ前だったということもあって、アルファードにしようかと考えていた時期もあったんですよ。
子供を乗せたりすることを考えたら、やっぱりミニバンは魅力的ですから。
だけど、せっかくレクサスチームにいるんだから、レクサスに乗ろう、どうせだったら最高級のLSに乗ってやれ!と。
で、レクサスのお店を見に行って、あの3連LEDのヘッドライトにイチコロ(笑)。
と子供のことも考えたり、チームがレクサスチームだったりといろんな方面から検討して、「レクサスLS600h」にしたと語っています。
伊藤大輔さんの現在の活動とそして過去に起こしてしまった大きな事故などについて紹介しました。
本当に一命をとりとめただけでもよかったような大事故に見舞われましたが、その後レースもできるように復活し、今でも家族そろって生活できているのは家族のサポートがあってのことでしょう。
これから監督として指導することが多くなるのかもしれませんが、ドライバーとしてだけでなく、指導者としても影で支える奥様がいることでしょう。